眼科に行って、色々と考えたこと
本当に幸運だったんだと実感しました。
実は少し前から視界にぼやけた部分があって、ち
ょっと気になっていたんですよ。
まあ、もともと視力が悪いので目の疲れを感じたり、
ゴロゴロしたり、ジュワ~っとなったりするときは
あったんですが、一部分だけぼやけるなんて・・・。
正直、ちょっと怖くなったんですよ、はじめて。
で、重い腰をあげて初めての眼科受診してきました。
目の検査っていえば、「右!左!上!」みたいな
検査しか経験がなくて、何をされるのかしら?っと
子供のように待合でソワソワ。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、目の検査する時って
瞳孔が開くようにする目薬をさされるんですよ。
目薬してから約15分ほどで、
視界がぼやけ始めました。そうなんです、
瞳孔が開いたままになるので、焦点が
あわなくなるんですね。
「どうぞ~」と呼ばれて診察室に入ると、眼球に光をあてるための
機材にあごをのせて固定されました。
いや~!眩しいのってこんなに辛い
ものなんですね。あらゆる方向から開いたままで閉じない
瞳孔の眼球にむかってライトあてまくりですよ。眩しくて痛みを感じるくらい。
「ちょ、ちょっと一旦閉じていいですか?」って言っちゃいました。
涙は出てくるし、眩しいしでかなり辛かった。そんな状態でも先生は、
「はい、目を動かしてください。上見て~、斜め上見て~、横見て~」って。
無理ですよ~!
なんとか乗り越えてライトは終わったんですが、
その後先生から大きな眼球の断面図を見せられて
説明を受けるんですが、さっきの光が目に焼き付いてしまって、
視界全体が真っ白!
見えるわけない~!
先生は一生懸命、図を見せながら説明をしてくださったのですが、
全く見えてませんから!真っ白ですから!
説明の話だけで納得したんです。診察終わって、会計カウンターに行ったのは
いいけど、カウンターって、そうです!とてもライトが多い場所なんですよ。
またまた真っ白!もうハッキリいってかなり変な人です、私。
いっぱい会計待ちの人がいる前で両手で両目をふさいで、指の間から
こっそり覗き見る感じで会計係の人と話をするしかない。不思議な顔されました。
病院から出たら、これまた、天気の良い日で、真っ白!
駅まですぐとはいえ、2~3分の距離を歩くのが辛い!真っ白で何も見えない!
横断歩道が1つあったんですが、信号なんて見れたもんじゃないですし。
そんな時「ピヨピヨ」って、そうです、あの青信号渡ってもいいですよって
音がなりますよね。その音に助けられて、青信号を渡ることができたんです。
ありがとう、信号機の音さん!
目は加齢からくる不具合で問題はなかったものの、改善することもないらしく、
ただただ、慣れていくだけみたいです・・(歳とって良いことないわ!)
今回、本当に良い経験をしました。ほんの少しでも目の不自由な方の気持ちが
分かるような気がしました。ユニバーサルデザインとか本当に大切。
こんな殺伐とした世の中でも、自分のとなりや近くにいる人にもっと、
気を留める(=優しい気持ちを持つ)ってことをこれから実践したいと
思いました。