自治会運営に見る人との関わりの難しさ

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自治会は色々な価値観と生活スタイルの間でもまれる

 

今日はちょっとへビーな内容です。

この季節になると、次期の自治会運営をする会長や

役員が順番で回ってくるんです。

今年は役員の順番で、先日の日曜日に、会長や色々な

役を決めるくじ引きがありました。

 

大役は逃れて書記になりましたが、このくじ引きでも

色々な人間模様を見ることに・・・。

 

こういう場面を見ると、人との関わりを持って

生きていくことの難しさを目の当たりにして、

すこし嫌気がさすんです。

 

譲り合いじゃなくて、押し付け合い

 

皆、忙しく毎日を送っているのは分かっているんですが、

くじ引きというある意味、平等な順番決めでも

大役を当ててしまうと豹変して、文句ばかり・・・。

 

今はマンション住まいなので、かなりの住居数があります。

マンションの管理人さんもいますが、自治会運営は

基本、住民で構成されて行うことになっています。

 

会長や副会長を決めるのに、おお揉めです。

 

 こんな時にこそ、その人の”人間性”を見ることになります。

普段、いくら愛想がよい人でも、優しそうな物腰でも、

本音がどば~っと。

 

この人、そうだったんだって。

 

 

自治会、私の苦い経験と得たこと

 

マンションに引っ越す前には、一戸建てに住んでいました。

その地域にも自治会があり、全部で5区に分かれていました。

 

最悪なことにくじ引きで、そのうちの1区の区長を引いて

しまいました。当時は数年間介護していた親を亡くして

1ヵ月も経っておらず、介護の疲れや色々な手続きや整理

事項が山積みだったうえに、仕事もあり、

「もうこれ以上何もできない・・・」と疲れ果てた

日々だったにも関わらず、区長になってしまったんです。

 

もちろん、くじを引いたのは私だから、「やるっきゃない!」

って気持ちで、1年間、会議に出たり、休日にはイベントを

運営したり、回覧板作成から自治会ペーパーを配布したり・・・

と仕事を終えて帰ってから、夜11時までビラ配布や色々な

ことしました。

 

自治会の大変なところは、必ずしも自分より年下や同年代だけ

ではないこと。ずっと年上で我が家よりも以前から住んでいる

長老みたいな人もいる。そんな人たちを相手に説明したり、

納得してもらうのは、相当大変です。

 

「以前はそんなではなかった。自分たちの時はここまでやった」

という主張を繰り返したり、首を縦にふらず、愚痴ばかりを

言う。

 

それで分かったことは、本当に皆勝手ばかりをいってるなって

ことです。自治会費を払っているから当たり前!って

平然と言う人もいます。

 

そういうことでなくて・・・

もっとお互いに協力しあう姿勢のことが言いたい・・・。

 

夕食の時でも、夜遅い時間でも平気で電話が入ります。

「うちの通りの角にある街灯が切れてます!怖いから

 早く電灯付けてもらえますか」とか、「ゴミ集積場所は

掃除当番が掃除することになっているのに、汚れてます」とか。

 

街灯は公道なので、自治会で運営しているものではないので、

市役所などに連絡をいれなければいけません。ゴミ当番でも

その家庭の事情で朝ではなく、仕事から帰って掃除を

するご家庭もあります。

自分の物差しですべてを図るべきでない!と。

 

何?この大人たち?!

 

そう思えるほど、落胆しました。

 

 

自治会の意味はどうなってるのか?

 

皆が嫌々やっている自治会に意味があるのか?という

疑問を拭い去ることができない1年間でした。

”手間”という言葉でまとめるわけにはいかないもの

なんじゃないのかな?

 

自分たちが住んでいる地域を、安全で住みよい

地域を保っていく・・・それが意味なのでは?

 

当時、会長を務められた方が70代後半のとても

紳士で大人な方でした。それが唯一、救いだったんです。

 

区長になって早々、色々とやり方や問題が出た時に

相談に伺うと快く相談にのってくださったり、

区長のくじを引いて「最悪!」って思った自分を恥じました。

 

それ以降、断然、私はやる気になったんです!

「あなたが嫌でも順番で、そう、私が区長です。

だから、ちゃんと話を聞いてください!

自分勝手ばかり言わないでください!」って年上の方にも

言えるようになった。

 

 

波乱万丈の1年の幕引きにも波乱が・・・

 

色々と問題が多くて大変だった区長の期間が終わりを

迎えるころ。そうです、丁度今頃です。

次期の役員を決めるくじ引きをするために、順番が

該当するご家庭に日程の連絡を入れると、

 

家は子供もいるし、役員なんてできません!

老人を介護しているのにそんな暇ありません!

先月親を亡くしたところでそんな気持ちになれません!

 

やっとの思いで皆に集まってもらい、集会所でくじ引きを

しました。ほとんどの方が「仕方ないな~」って顔で

いると、一人の初老の女性が口を開きました。

 

「私、もう70歳なので、書記をやれと言われても

無理です。目も見えにくくなっているし、書記って

月会議を休めないんでしょ?話していることを全部

手書きで書けって言うの?」

 

くじ引きを再度することは、その女性を除いて全員が

反対!「なんども引くなら平等じゃない!」って。

 

言ってること正しいと思いました。そんな中でも

その女性は引き下がりません。

 

「じゃ、毎回会議に出席して、全部を手書きで

メモとって、それを清書して報告書を作れ!と

いうんですね!パソコンもないし、そんなひどい

話ないわ!年寄りなのに!」

 

それだけ威勢がよければ何でもできそう・・・(苦笑)

 

女性と同じ年の男性一人が、「お子さんはおられないの?

私もパソコンがないから、子供に頼んで作って

もらったりしましたよ」ってやんわりと。

 

女性「そんなこと子供に頼めません!」

 

もう時間がおしているのに、収まりがつかなくなったので、

私から提案をしたんです。

 

「ご事情はわかりました。会議にご出席いただくのは、

順番で回ってくる役員の仕事ですし、歴代の方がそれぞれの

ご家庭の事情があってもやってこられています。なので、

平等にする意味で出席はお願いできませんか?

報告書作成については、よければ私が作成をするって

ことではどうでしょうか?」

 

精一杯の気持ちだったのですが、女性は私を指さして、

 

「あなたね!本当に勝手で強引な人ね!私より若いのに

偉そうで何様なの!」

 

そう言われてしまいました。正直、もう言葉がありません

でした。

 

結局、その女性の斜め向かいに住む男性が福祉担当を

引いたのですが、女性が頼み込んで無理矢理書記と

交代してもらっていました。

 

皆、もう言葉がありませんでした・・・・。

 

福祉担当は、年に一度、敬老の日の催し時にちょっと

した準備をするのが役目だったからです。

とはいっても、彼女に紅白饅頭の手配や催し会場の

設営、その他諸々ができるとは、到底思えませんでしたが・・・。

 

次期の役員への引継ぎが終わる頃、耳に挟んだ話によると

あの女性は自治会を脱会したそうです。

でも!引っ越したわけではありません!

 

どういうことなのか?住んでいるってことは、

自治会内で生活を続けるわけなのに、全てのことは

一切関わらないってこと?

 

ごみ集積場所は使わないの?

地域でやる消防訓練や高齢者見回りチェックは必要なし?

 

もう私には理解不能です・・・・。

 

彼女はこれからどうやって生きていくのだろう・・・。

もっと高齢になった時、どうするんだろう・・・。

 

人との関わり方が難しくなるばかりですが、お互いに

ちょっとしたこと、「ありがとう」「すみません」

って気持ちを忘れたくないものです・・・。